レッドウィング8インチモックトゥのメンテナンス
今回は、レッドウィング8インチモックトゥのメンテナンスです。
秋になりやっと8インチモックトゥの解禁です。夏の間、ロングブーツを履けないのでウズウズしていたのですが、良い季節になってきたので解禁です。
ブーツの保管は注意が必要
夏の間しまっていたので、解禁後すぐにメンテナンスをします。ちなみに、ブーツを夏の間しまっておくのに、オイル等で保湿してからしまっておくと、カビが生える可能性がある為、保管しておく前は、オイル分が抜けている時か、良く乾かしたあとにしまう様にしたほうが良いです。乾燥でひび割れも気をつけなければいけませんが、数カ月の保管の乾燥でひび割れるほど、革は乾かないので気にしなくて大丈夫です。
ブラッシングで汚れを落とす
初めは、保管方法にもよりますが、ホコリ等が溜まっている場合があるので、ブーツの隅々までブラッシングをします。靴紐を取り、全体をブラッシングしていきます。舌革(ベロ)部分もホコリが溜まりやすいので、掻き出す様にホコリを取り除きます。
水拭きで古いオイルも取り除く
ブラッシングでホコリを取り除いたら、固く絞ったタオルか布で水拭きをしていきます。これは、表面の汚れを落としていくのと、古いオイルも拭き取る作業になります。『レッドウィングポストマンシューズのメンテナンス』でも紹介しました、M.モゥブレィのステインリムーバーは、ビジネスシューズ等のガラスレザーの汚れ落としには使用して問題ないのですが、8インチモックトゥの様な浸透性がある革でステインリムーバーを使用すると、水分が大半なので染みになってしまう可能性があります。
ブーツなので、キレイめに履くというよりは、ガンガン履く事での経年変化が楽しいので、固く絞ったタオル等の水拭きで汚れ落としは、十分だと思います。
オイルのつけ過ぎは色味が変わる
汚れ落としが終わったら、オイルで保湿していきます。オイルは、天然素材のラナパーレザートリートメントで、保湿と栄養補給を一度におこなっていきます。オイルもつけ過ぎは良くないので、少量づつおこなうのが理想ですが、私はいつもかなり多めにラナパーを付けてしまいます。天然素材とカビにくくなるという事なので、付けすぎてしまいますが、付けすぎると革の色味が変わってしまう事があるので、注意は必要です。
ブラッシングは豚毛の硬い毛で
ラナパーで保湿と栄養補給をしたら、ブラシでオイルを馴染ませるのと、余分なオイルを取り除くために、ブラッシングをしていきます。ブラシは、少し硬めの豚毛でおこなっていきます。これは、オイルが乳化性のようなサラサラでは無く、油分の多い物になるので、少し硬めでないと馴染ませる事が出来ないので、豚毛でブラッシングをしていきます。
半日置いて栄養の浸透
オイルを馴染ませるのと余分なオイルを取り除いたら、半日以上置いてオイルを浸透させます。少しづつ革の表面が乾いてきたら、浸透している証拠なので最後の工程に行きます。
余分なオイルを拭き取る
最後は、ブーツの表面に残っているオイルを取り除いていきます。オイルを拭き取る作業ですが、タオル等の目の粗い布でも問題ないと思いますが、出来れば目の細かい布で取り除いた方が、革には良いと思います。私は、使い古した靴下等で拭いています。拭いているとわかりますが、革にオイルが浸透しシットリしていて、栄養補給が出来ているのが良くわかります。
まとめ
オイルを入れることによって、革も適度に柔らかくなって履きやすくなってきます。経年変化もメンテナンスをして、綺麗な状態での変化が最高の状態だと思います。
シーズンオフからシーズンオンする時期には、メンテナンスをおこなって、最高の状態で履くのが、気持ちが良くて楽しい気分になりますよ。