レザーメンテナンスグッズ-leather maintenance goods-
今回は、メンテナンスグッズの紹介です。
みなさん、レザー製品やレザーブーツ等のメンテナンスは、どうしていますか。『レザーは使ってなんぼなので、経年変化の為に一切しない』や『メンテナンスなんて面倒臭いからやっていない』など、メンテナンス自体をしていない人が多いかも知れませんね。
レザー製品やレザーブーツは、メンテナンスをする事によって、長持ちし経年変化(エイジング)も綺麗に現れてきます。必ずと言っていいほど、レザー製品と長く付き合っていくのであれば、メンテナンスは必要だと思います。
メンテナンスグッズもどれを選んで良いか判らない方もいると思いますので、私が普段使用しているメンテナンスグッズを紹介します。
日々のメンテナンスにもブラシ
普段の汚れを落とすグッズと言えば、ブラシですね。これは、『ブーツのメンテナンスをやるぞー!』と気合いを入れてする時の物だけでなく、毎回ブーツ等使用した後にも使うグッズです。毎回、使用後にブラシをかけるのは、その日の汚れを落とすだけでなく、同時にツヤが出て来て、次に履く時に綺麗に履くことが出来ます。
普段使いには、柔らかめの『馬毛』のブラシですると、毎回使用してもレザーに負担がかからないと思います。
もう一つは、『豚毛』のブラシです。『豚毛』は、少し硬めに出来ており、『メンテナンスをやるぞー!』の時に使用します。主に、ブーツ系のオイルを伸ばしたり、余分なオイルを取ったりする時に使用しています。
汚れ落としはステインリムーバー
レザー表面の汚れを綺麗にするグッズとしては、M.モゥブレィのステインリムーバーで、主にビジネスシューズ系に使用します。レザー表面の汚れはもちろん、補色したクリーム等も綺麗に落としてくれます。水性タイプなので、革への負担も最小限に抑えられます。良くいわれているのが、化粧を落としてスッピンになる感じで、革の通気性とクリーム等の浸透性が良くなります。
万能保湿クリームといえばデリケートクリーム
万能クリームと言えば、このM.モゥブレィ・デリケートクリームではないでしょうか。このクリームは、レザーの保湿や栄養を与える事を目的としていて、靴だけで無く革製品全般に使用する事が出来ます。乳化系クリームなのでベタベタせず、サラッとしていて、革への栄養が浸透していく感じがします。浸透性が高い分、革表面への光沢等は余り出ないので、栄養補給はデリケートクリームで、光沢を出したいのであれば、別のクリーム等で仕上げています。
補色で綺麗に仕上げる
補色や仕上げ等では、M.モゥブレィ・シュークリームジャーです。これもデリケートクリームと同様に乳化系クリームになりますので、浸透性はもちろん、補色としても綺麗に靴全体に塗ることが出来ますし、磨く事により光沢も現れます。そういう意味合いでは、これも万能クリームとして使用出来ます。ただ、名前の通り『シュークリーム』なので、靴用に作られていますので、レザー製品全般にはむいていないと思います。
[エムモゥブレィ] M.MOWBRAY シュークリームジャー 20241 (ブラック)
ガラスレザーはこのクリーム
私は知りませんでしたが、レッドウィングのポストマンの様なガラスレザーは、普通のシュークリーム系は、中々浸透せずにクリーム自体を弾いてしまうそうです。コードバンやガラスレザーは、ビジネスシューズに良く使われるレザーなので、補色の意味で普通のシュークリームを使用するのは、問題無いかも知れませんが、革への栄養や保湿を考えると浸透性が悪い分、乾燥している状態が続く事になってしまいます。もう一点は、ガラスレザーの光沢感がある表面が、普通のシュークリームだと本来の光沢とは異なり、曇った感じになるそうです。(あまり、曇ったように感じた事は無かったですが)
そこで、コードバンやガラスレザーの様に浸透性が悪いレザーでも、革への栄養補給や保湿が出来るクリームが、M.モゥブレィ・コードバンクリームレノベイターです。ガラスレザー専用ではないのですが、ガラスレザーに有効と大きくうたっているシュークリームは、本当に、このクリームぐらいらしいです。光沢も本来の物になるので、ガラスレザーにはこのクリームがオススメです。
レザー製品全般に使用できるラナパー
ブーツやレザー製品には、これまた万能なラナパーレザートリートメントです。ビーズワックス(蜜蝋)とホホバオイル等の天然素材のみを使った製品で、革に栄養と光沢を与えます。天然素材なので革への負担も少なく、自然な風合いに経年変化(エイジング)をしていきます。ラナパーは防カビ効果もあるので、ブーツ等にオイルを入れるとカビ易くなる所が、オイル自体カビが生えにくい物なので、保湿できてカビにくくなる一石二鳥なオイルです。エナメル製品や金属製品など、レザー製品以外にも使用することが出来ますので、本当に万能オイルになります。
一点、ビーズワックス(蜜蝋)等が使用されているので、撥水効果も得られると説明されていますが、過信は禁物です。確かに、オイルを塗り始めは撥水効果が現れると思いますが、その効力はレザーの種類等によっても変わりますので、やはり雨の日は気をつけなければいけません。
まとめ
日々のメンテナンスと革への栄養補給を行うことで、長持ちするのと綺麗な経年変化(エイジング)が出てきます。
メンテナンスをする事で、レザー製品への愛着が増すと思いますので、楽しみながらメンテナンスをして、革を育てて行きましょう。