オメガ スピードマスター プロフェッショナル -OMEGA SPEEDMASTER PROFESSIONAL #311.30.42.30.01.005-
一生物の機械式腕時計を紹介します。
オメガ スピードマスター プロフェッショナルです。
オメガと言えば『この時計』と言うほど有名な腕時計ですが、月へ行ったとして語り継がれている唯一無二の腕時計です。
スピードマスターは、人類初の月面着陸時の1969年7月に腕に付けられていたのですが、その前の1965年3月から現在までNASAによる有人宇宙ミッションに正式採用されている腕時計なのです。
現在の国際宇宙ステーションミッションにも装備として宇宙へ行っているのでしょうか。
ボックス仕様は充実装備
私の持っているスピードマスターは、型番311.30.42.30.01.005で現在発売されている物で、月面着陸45周年記念ボックス仕様になっています。
ボックス内には、替えベルトが2本とルーペ、バネ棒外し、メタルプレートが入っています。ベルトは、NATOタイプのベルトと宇宙で船外活動時に付けていたベルトのレプリカが入っています。
ボックスの底の面には、冊子が入っています。この冊子は、ベルト交換の説明書の他にスピードマスターの冒険が書かれていて、マニア垂涎になっています。
ケースサイズはビッグフェイス
ケースサイズは、42mmで大きく男心をクスぐる仕様になっています。因みに、ケースサイズは、時計の横幅(一般的にはリューズを含まない)を指し、時計全体のフェイス部分(ベルトの結合部分のラグも含める)は50mm近い仕様になっています。更に、男心をクスぐるビッグフェイスです。
大きすぎて、スーツ等には合わないと言われる方もいますが、形状やステンレススチールの光沢感は落ち着いた感じがあり、フォーマルにも合う存在だと思います。私は普段、スーツに合わせて腕に付けて会社に行っています。
型番311.30.42.30.01.005は、昔からの外観を忠実(?)に再現した、プラ風防仕様になっています。『プラ』風防なので、名前の通り強化プラスチック風防になります。キズが付きやすいと言われていますが、発売当時の形状とやはりクリスタルガラスでは表現できない丸みを帯びたレンズ形状が、マニア心をクスぐる仕様です。
プラ風防仕様のスピードマスターには、ガラス面に『Ω』マークが刻印されています。ロレックスでは、6時の位置に王冠の刻印がルーペで見ないと判らないほど小さくされているらしいのですが、スピードマスターは、中心に堂々(?)と刻印されています。もちろん、普段使いには何も支障はありません。これは偽物を見分けるために、刻印されていると言われていますが、プラ風防が安く手に入るらしいので、偽物にもあるかも知れないので注意が必要です。
ベルトの仕様はネジ式に
ベルトのサイズ変更が自分でできるネジ式に、このモデルから変更になりました。ただ、私もベルトのサイズは自分で変えましたが、かなりネジが硬かったです。キズが付いてはいけないと、慎重にしたつもりでしたが、何度か滑ってネジにキズが入ってしまいました。お店でサイズ変更をしてもらった方が良いとは思いますが、お店も慎重に選ばないと『キズが付いた!』と何処かの口コミに書いてありました。
ステンレススチールのベルトは、重量感があり、『時計をつけている感』はめちゃくちゃあります。安物のスカスカのメタルベルトでは無く、これは高いベルトだ!と判る高級感もあります。
手巻きはスピードマスタープロフェッショナルの証
機械式腕時計は、もちろん電池はありません。現在、多くの機械式腕時計は、自動巻きが主流だと思いますが、スピードマスターは、手巻きでのリザーブになり、フル巻き上げで、約48時間持つと言われています。個体差はあると思いますが、私のは48時間以上動作しています。
フル巻き上げで、48時間は持ちますが、毎日同じ時間帯に巻き上げた方が、機械への負担があまり無く、精度も安定するそうです。巻き方は、リューズを12時方向に巻き上げるとリザーブされていきますが、1方向にだけリューズを回すと、やはり機械への負担があるようなので、12時方向⇔6時方向と交互に回すようにすると負担が無くリザーブされます。
時刻合わせには、少しコツがありまして、リューズを上げただけでは秒針は止まりません。秒針を合わせるには、リューズを逆方向に少し力を入れながら回す事によって、秒針も逆方向に回ろうとして止まったような状態になります。そのまま秒針を合わせてから、時刻を合わせれば正確な時間になります。
クロノグラフはデザイン重視
クロノグラフは、タキメーターと30分積算計と12時間積算計が備えられており、左の針は秒針が表現されています。私は、タキメーターとしての機能は殆ど使うことがありません。ストップウォッチとしてカップラーメンを3分測る位にしか使用していません。ほぼ、私の場合は、デザインとしての見た目のカッコ良さの為に存在しています。
まとめ
男心をクスぐるデザイン満載のオメガ スピードマスター プロフェッショナル。背景としてある月面着陸時に使用された、唯一の腕時計として語り継がれ、一生使用出来る物になると思います。現在もNASA公認で宇宙計画に使用されているので、宇宙好きにもたまらない逸品ではないでしょうか。